【第65回 気象予報士試験 一般知識】問2を徹底解説|静力学平衡と状態方程式の計算問題

こんにちは!今回は第65回 気象予報士試験 一般知識 問2を解説します!

今回の問題では、

  • 静力学平衡
  • 乾燥空気の状態方程式
  • 気圧差の計算
  • 単位換算

といった、一般知識で頻出の計算問題が問われています。

この問題で重要なポイント

  • 静力学平衡式を立てられるか
  • 状態方程式から空気密度ρを求められるか
  • hPa → Pa の単位換算をミスしないか
  • ℃ → K 変換を忘れないか

■ 問2

問題文

静力学平衡と状態方程式を用いて、 100m高度差に対応する気圧差を求める問題です。

解答

◇ 解説の方針

この問題の解き方

  1. 静力学平衡式を書く
  2. 状態方程式で空気密度ρを求める
  3. 静力学平衡式へ代入する
  4. Pa → hPa に変換する

この問題は、 「公式を知っているか」よりも、順番通り整理できるか が重要です。

◇ ① 静力学平衡式を書く

まず、 静力学平衡 を使います。

静力学平衡とは、

「上空へ行くほど気圧が下がる」

という大気の基本法則です。

式で表すと、

|Δp| = ρgΔz

となります。

式の意味

  • Δp:気圧差
  • ρ:空気密度
  • g:重力加速度
  • Δz:高度差

つまり、 空気が重いほど、上空へ行ったときの気圧減少も大きい ということです。

◇ ② 状態方程式で密度ρを求める

次に、 空気密度ρ を求めます。

ここでは、 乾燥空気の状態方程式 を使います。

ρ = p ÷ RT

問題文より、

  • 平均気圧:500hPa
  • 平均気温:-23℃

が与えられています。

超重要!単位換算

ここで、

500hPa = 50000Pa

へ変換する必要があります。

さらに、

-23℃ = 250K

へ変換する必要があります。

この問題は、 計算より単位換算ミスの方が危険 です。

これを状態方程式へ代入すると、

ρ ≒ 50000 ÷ (287 × 250) ≒ 0.70 kg/m³

となります。

したがって、

ρ ≈ 0.70 kg/m³

です。

◇ ③ 静力学平衡式へ代入する

次に、 求めた密度を静力学平衡式へ代入します。

問題より、

  • ρ = 0.70
  • g ≈ 10
  • Δz = 100m

です。

したがって、

|Δp| ≒ 0.70 × 10 × 100 = 700Pa = 7.0hPa

となります。

よって、 正解はです。

ここがポイント!

この問題は、

  1. 静力学平衡式を書く
  2. 状態方程式で密度を求める
  3. 代入して計算する

という超典型パターンです。

流れごと覚えておくと、本試験でかなり強いです。

受験生がつまずきやすいポイント

  • 500hPa を 500Pa にしてしまう
  • -23℃ をそのまま使ってしまう
  • Pa → hPa 変換を忘れる
  • 密度ρを求めずに進めてしまう

特に、

「単位換算」

は本当にミスしやすいので注意しましょう。

■ まとめ

  • 静力学平衡式は頻出公式
  • 状態方程式から密度ρを求める
  • 500hPa = 50000Pa に変換する
  • -23℃ = 250K に変換する
  • 最後に Pa → hPa へ変換する

※ 本記事では、一般財団法人 気象業務支援センターより利用許諾を受けて、気象予報士試験問題を掲載しています。
問題文の著作権は一般財団法人 気象業務支援センターに帰属します。

以上、第65回 気象予報士試験 一般知識 問2の解説でした!

独学資格塾では、単なる模範解答だけでなく、 「受験生がどこでつまずくのか?」 を重視して解説しています。

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