こんにちは!今回は気象予報士試験 第65回 一般知識 問7を解説します!
解答&解説
解答:⑤
低気圧まわりの反時計回りの傾度風は、同じ気圧傾度なら地衡風より弱い(亜地衡風)のが基本です。さらに半径が小さいほど曲率の影響が強く、中心に近いほど風速は小さくなります。外側へ行くほど曲率効果が弱まり、風速は地衡風速 Vg に近づきます。
① 誤:中心近くで地衡風より強い描き方になっており、低気圧性の傾度風として不適切です。
② 誤:半径が変わっても風速がほぼ一定で、曲率の影響を反映していません。
③ 誤:外側で地衡風よりかなり強くなる形は低気圧性傾度風に合いません。
④ 誤:外側に向かってさらに弱くなるのは逆です。
⑤ 正:内側 A で小さく、外側 B に向かって増加し、地衡風速に近づく形で、低気圧性傾度風の性質に合っています。
したがって⑤が正解です。
なぜ実際の風速は Vg より小さいのか
① 地衡風のとき
もし風が 地衡風速 Vg で吹いていたら、 気圧傾度力 と コリオリ力 だけでちょうどつり合います。
② 低気圧まわりでは遠心力も加わる
ところが実際には、低気圧まわりでは 遠心力 も外向きに追加されます。
すると、もし風速が Vg のままだと、
- 外向きのコリオリ力
- 外向きの遠心力
の合計が大きすぎて、つり合いが崩れてしまいます。
③ つり合いを保つにはどうするか
だから、つり合いを保つには コリオリ力を少し弱くする必要 があります。
コリオリ力は 風速に比例 するので、 結局、実際の風速は 地衡風より弱くなる のです。
④ 結論
このように、低気圧まわりの実際の風は Vg より小さくなる と考えます。
これを 亜地衡風(subgeostrophic) と考えればよいです。
以上です!独自解説とAIを組み合わせ解答・解説を作成しています。訂正・ご意見あればコメントやご連絡いただけると幸いです。皆で最高の独学環境を作り上げていきましょう!
