【第54回 気象予報士試験 実技1】問4を徹底解説|逆転層・ブライトバンド・凍雨・雪水比・大雪警報
こんにちは!今回は第54回 気象予報士試験 実技1 問4を解説します!
問4では、館野の状態曲線、水戸のウィンドプロファイラ、気温・降水量・積雪の時系列図、地上予想図を使って、
- 逆転層の高度と気温
- 気温の時間変化
- ブライトバンドの高度
- 降水粒子の融解
- 下層風向の時間変化
- 雪水比の計算
- 予想降雪量の計算
- 大雪注意報・警報の判定
を行います。
この問題は、単純な読み取りだけでなく、複数の図から得た値をつないで計算する点が難しいところです。
特に問4(5)では、
↓
すでに降った雨の量を差し引く
↓
雪になる期間の降水量を求める
↓
雪水比を掛ける
↓
予想降雪量を求める
↓
警報基準と比較する
という流れを崩さずに考える必要があります。
この問題で重要なポイント
- 逆転層の上端は気温が再び高度とともに低下し始める位置である
- 850hPa付近では1hPaを約10mとして高度を換算する
- 状態曲線は時刻の異なる図を比較して気温変化を読む
- ブライトバンドは0℃層付近で雪片が融解することで現れる
- 融解中の雪片は大きく、水膜をまとってレーダー反射が強くなる
- 凍雨への変化は下層への寒気流入と対応する
- 雪水比は「降雪量cm÷降水量mm」で求める
- 予想降雪量は雪になる時間帯の降水量だけを使う
- 警報の判定では、計算した降雪量と基準値を比較する
状態曲線の読み方についてはこちらの記事も参考にしてください!
⇒ 独学資格塾|気象予報士試験対策
記述式問題の考え方はこちらの記事も参考にしてください!
⇒ 【実技試験講義No.1】気象予報士試験実技試験記述5型
■ 問4の問題文
問題文
図10は29日21時の館野の状態曲線と風の鉛直分布、図11は29日9時〜24時の水戸の風の鉛直分布の時系列図、図12は28日24時〜29日24時の水戸と長野の気温・降水量・積雪の深さの時系列図である。
これらと図5(下)、図7を用いて以下の問いに答えよ。
問4(1) 館野の気温の鉛直分布
- 図10において、最も高い高度にある逆転層の上端の高度を50m刻みで、その気温を1℃刻みで答えよ。また、それより下の層において、気温が最も低い高度を50m刻みで、その気温を1℃刻みで答えよ。なお、850hPaの高度は1500m、850hPa付近の1hPa当たりの高度差を10mとする。
- ①で答えた逆転層上端付近の気温、および850hPaから地上にかけての気温を図5(下)と比較して、それぞれの時間変化の特徴を45字程度で述べよ。
問4(2) ブライトバンド
図11によると、14時〜21時にかけて、受信強度が上下の層と比較して強い層がみられる。
これは気象レーダー観測においてブライトバンドと呼ばれる現象に対応している。この層の高度を0.1km刻みで答えよ。
また、この層でみられる降水粒子の形態の特徴を、気温に言及して25字程度で述べよ。
問4(3) 下層風向の時間変化
水戸では12時から雨となったが、15時頃からは「凍雨」が観測されている。
凍雨は、雨が氷点下の層を通過している間に凍結したものである。
図11を用いて、大気下層の気温低下に関係する12時〜15時頃の風向の時間変化を、高度を0.1km刻みで示して40字程度で述べよ。
問4(4) 長野の雪水比
図12(下)によると、長野では日中に気温が上昇したが、15時に1℃を下回ってから概ね雪が降っている。
29日の観測値を用いて、長野の15時〜24時の雪水比を、四捨五入により小数第1位までの数値で答えよ。
雪水比とは、ある期間の降雪量の合計(cm)の降水量(mm)に対する比である。
問4(5) 水戸の降水量と積雪
- 図7を用いて、水戸における29日9時〜21時、および29日21時〜30日9時のそれぞれ12時間に予想される降水量の最大値を答えよ。
- 水戸では30日0時から雪に変わり、気温がほぼ0℃で推移し、9時にかけて雪が降り続くと予想される。30日0時〜9時の水戸での雪水比を0.7として、30日9時までに予想される水戸の降雪量の最大値を、四捨五入により1cm刻みで答えよ。ただし、予想降水量は①で求めた値から、観測された29日21時〜24時の降水量を差し引いて求めるものとする。
- ②の降雪量が予想されるとき、水戸市に対して、大雪に関して発表されることが想定されるのは、大雪注意報か大雪警報かを答えよ。いずれも想定されない場合は「なし」と答えよ。なお、水戸市の大雪注意報、大雪警報の基準は、12時間降雪量がそれぞれ5cm以上、10cm以上である。
■ 問4の模範解答
模範解答
| 設問 | 解答 |
|---|---|
| (1)① 逆転層上端の高度 | 2100m |
| (1)① 逆転層上端の気温 | 1℃ |
| (1)① 最低気温の高度 | 1350m(1300m) |
| (1)① 最低気温 | −3℃ |
| (1)② | 逆転層上端付近の気温はほぼ同じだが、850hPaから地上にかけての気温は低下している。 |
| (2) ブライトバンドの高度 | 2.4km |
| (2) 降水粒子の特徴 | 0℃層付近で、雪片が融解しながら落下している。 |
| (3) | 0.9kmの風が東から北東に変わり、1.2kmの風が南から東に変わっている。 |
| (4) | 0.9 |
| (5)① 29日9時〜21時 | 20mm |
| (5)① 29日21時〜30日9時 | 20mm |
| (5)② | 11cm |
| (5)③ | 大雪警報 |
本番での解き方
| 設問 | 使用する資料 | 見るもの |
|---|---|---|
| (1) | 図5・図10 | 状態曲線、逆転層、気温変化 |
| (2) | 図11 | 受信強度の強い層、0℃層 |
| (3) | 図11 | 0.9km・1.2kmの風向変化 |
| (4) | 図12(下) | 降雪量と降水量 |
| (5) | 図7・図12(上) | 予想降水量、観測降水量、降雪量 |
特に(5)は、読み取った数値をいきなり掛けるのではなく、どの時間帯が雨で、どの時間帯が雪なのかを整理してから計算します。
■ 問4(1)① 逆転層上端と最低気温の高度
模範解答
逆転層上端:2100m・1℃
最低気温:1350m(1300m)・−3℃
◇ 最も高い逆転層を探す
図10の館野の気温曲線を地上から上へたどると、複数の気温の折れ曲がりが見られます。
問題で問われているのは、最も高い高度にある逆転層です。
したがって、下層の小さな逆転ではなく、上方にある逆転層の上端を読み取ります。
↓
高度とともに気温が上昇する層を探す
↓
最も高い逆転層を選ぶ
↓
逆転が終わる位置が上端
◇ 気圧を高度に換算する
問題文では、850hPaの高度を1500m、850hPa付近では1hPaにつき10mとしてよいとされています。
逆転層上端は、図からおよそ790hPa付近と読み取れます。
高度換算
850hPaから790hPaまでは、
850 − 790 = 60hPa
1hPaにつき10mなので、
60 × 10 = 600m
850hPaの高度1500mに加えると、
1500 + 600 = 2100m
したがって、逆転層上端の高度は2100mです。
その位置の気温曲線を読むと、およそ1℃です。
気圧差を引く向きに注意
高度が上がると気圧は低下します。
850hPaより上の高度を求める場合は、
850hPa − 対象の気圧
で気圧差を求め、その分の高度を1500mに加えます。
◇ 最低気温の高度
逆転層上端より下で気温曲線を確認すると、約−3℃まで低下した後、上方へ向かって気温が上昇し始めています。
この気温が最も低い位置が、逆転層の下端付近にあたります。
図から高度を求めると、およそ1350mです。
読み取りによっては1300mも許容されます。
逆転層の上下関係
↓
ここから高度とともに気温上昇
↓
逆転層
↓
2100m付近・1℃
↓
逆転層上端
最低気温と地上気温を混同しない
問題は地上から逆転層上端までの全範囲の最低気温ではなく、逆転層上端より下の層で最も低い気温を尋ねています。
気温曲線が最も低温側へ張り出している位置を確認します。
■ 問4(1)② 館野の気温の時間変化
模範解答
逆転層上端付近の気温はほぼ同じだが、850hPaから地上にかけての気温は低下している。
(43字)
記述式解答のポイント:比較型
比較する時刻
29日9時と29日21時
上層側
逆転層上端付近の気温はほぼ変わらない
下層側
850hPaから地上にかけて気温が低下している
◇ 2本の気温曲線を層別に比較する
図5(下)は29日9時、図10は29日21時の館野の状態曲線です。
この2つを比較すると、逆転層上端付近では気温がほぼ変化していません。
一方、850hPaから地上にかけては、21時の方が気温曲線が低温側に移っています。
↓
気温はほぼ同じ
↓
気温が低下
つまり、冷却は大気全体で一様に起きているのではなく、主に大気下層で進んでいます。
◇ なぜ下層だけ気温が低下したのか
関東地方では、低気圧前面で下層に冷たい北東風が流れ込み、冷気が滞留しています。
↓
地形により関東平野に滞留
↓
大気下層の気温が低下
↓
逆転層が強まる
上空の暖気は大きく変化しないまま、下層の冷気だけが厚くなったと考えると理解しやすいです。
「全層で低下」と書かない
記述では層ごとの違いを書く必要があります。
- 逆転層上端付近:ほぼ同じ
- 850hPaから地上:低下
「気温が低下した」だけでは、比較の重要点が抜けてしまいます。
■ 問4(2) ブライトバンド
模範解答
高度:2.4km
降水粒子の形態の特徴:
0℃層付近で、雪片が融解しながら落下している。
(23字)
◇ ブライトバンドとは
ブライトバンドとは、気象レーダーの観測で、周囲より反射強度が強い帯状の層が現れる現象です。
主に、上空から落下してきた雪片が0℃層付近で融け始めることで発生します。
↓
0℃層付近へ落下
↓
雪片の表面が融けて水膜をまとう
↓
粒子が大きく、水の反射特性も加わる
↓
レーダー反射が強くなる
↓
ブライトバンド
◇ なぜ反射が強くなるのか
レーダーに対する反射は、氷よりも水の方が強くなります。
さらに、融解中の雪片は雨滴よりも大きいため、非常に強い反射を示します。
| 粒子 | 状態 | レーダー反射 |
|---|---|---|
| 雪片 | 氷 | 比較的弱い |
| 融解中の雪片 | 表面に水膜を持つ大きな粒子 | 非常に強い |
| 雨滴 | 液体の水 | 融解層より下では再び弱まる |
◇ 高度2.4kmの読み取り
図11の受信強度を見ると、14時〜21時にかけて、上下の層より明瞭に強い帯が約2.4kmにあります。
この帯がブライトバンドに対応するため、答えは2.4kmです。
最も受信強度が強い一点を探す問題ではない
ブライトバンドは時間方向に続く層状の強い反射帯です。
一時的に現れた強い反射ではなく、周囲と比べて帯状に続いている高度を読みます。
0℃層と0℃等温線を混同しない
ここでいう0℃層は、鉛直方向に見た気温0℃付近の高度です。
地上天気図や850hPa天気図に描かれた水平面上の0℃等温線とは別物です。
■ 問4(3) 凍雨と下層風向の変化
模範解答
0.9kmの風が東から北東に変わり、1.2kmの風が南から東に変わっている。
(38字)
記述式解答のポイント:時間変化型
いつ
12時から15時頃
どの高度で
0.9kmと1.2km
どう変化したか
0.9kmでは東風から北東風、1.2kmでは南風から東風へ変化
◇ 凍雨が観測された理由
凍雨は、いったん雨滴になった降水粒子が、その下にある氷点下の空気層を通過する間に凍結して地上に達する現象です。
↓
雨滴になる
↓
下層の氷点下層へ入る
↓
落下中に凍結
↓
凍雨
したがって、凍雨が現れ始めた15時頃には、地上付近に冷たい空気が流入し、氷点下層が厚くなったと考えられます。
◇ 風向変化から寒気流入を読む
図11を見ると、12時から15時頃にかけて、
- 0.9km:東風から北東風へ変化
- 1.2km:南風から東風へ変化
しています。
南寄りの暖気流入が弱まり、東から北東方向の冷たい空気が下層へ入り込んだことを示しています。
↓
東〜北東風へ変化
↓
冷気が流入
↓
下層気温が低下
↓
雨滴が凍結しやすくなる
↓
凍雨を観測
地上風だけを書かない
問題はウィンドプロファイラを使って、高度を示して風向変化を答えるよう求めています。
次の4つを必ず含めます。
- 0.9km
- 東から北東
- 1.2km
- 南から東
風向は「吹いてくる方向」
北東風とは、北東から南西へ吹く風です。
矢印の向きをそのまま進行方向として読むと、風向を反対に答えてしまうため注意しましょう。
■ 問4(4) 長野の雪水比
模範解答
0.9
◇ 雪水比とは
この問題における雪水比は、
雪水比 = 降雪量の合計(cm)÷ 降水量(mm)
です。
一般に積雪の深さの増加量と降雪量は厳密には異なりますが、本問では図から期間内の降雪量の合計を読み取って計算します。
◇ 使用する時間帯を確認する
問題文では、長野は15時に気温が1℃を下回ってから、概ね雪が降っているとされています。
そのため計算に使うのは15時〜24時の値です。
↓
雪以外を含むため計算対象外
↓
概ね雪
↓
この期間の降雪量と降水量を使用
計算方法
図12(下)から15時〜24時の、
- 降雪量の合計
- 降水量の合計
を読み取ります。
雪水比
= 降雪量(cm)÷ 降水量(mm)
= 0.9
四捨五入して小数第1位まで答えるため、解答は0.9です。
分子と分母を逆にしない
| 項目 | 単位 | 式での位置 |
|---|---|---|
| 降雪量 | cm | 分子 |
| 降水量 | mm | 分母 |
問題文の定義をそのまま式にすれば、逆にするミスを防げます。
積雪の深さそのものを使わない
雪水比で使うのは、期間終了時の積雪深そのものではなく、その期間に降った雪の量です。
開始時点ですでに積雪がある場合は、その分を含めてはいけません。
■ 問4(5)① 水戸の予想降水量
模範解答
29日9時〜21時:20mm
29日21時〜30日9時:20mm
◇ 等降水量線の上限値を答える
問題文では、予想値が「30mm〜40mm」の範囲にある場合は、上限の40mmを答えるよう指定されています。
つまり、水戸が含まれる等降水量線の範囲を確認し、その上限値を答えます。
図7を見ると、水戸は両方の12時間予想で最大20mmの範囲に入っています。
| 予想期間 | 最大降水量 |
|---|---|
| 29日9時〜21時 | 20mm |
| 29日21時〜30日9時 | 20mm |
地点の値を細かく内挿しない
この設問では、等降水量線の間から「17mmくらい」と細かく推定する必要はありません。
問題文の指示に従い、その範囲の上限値を答えます。
■ 問4(5)② 水戸の予想降雪量
模範解答
11cm
◇ 20mmすべてを雪として計算しない
29日21時〜30日9時の予想降水量の最大値は20mmです。
しかし、水戸で雪に変わるのは30日0時からです。
29日21時〜24時はまだ雨として観測されているため、この3時間にすでに降った降水量を20mmから差し引きます。
20mm
↓
29日21時〜24時に観測された降水量を差し引く
↓
30日0時〜9時に雪として降る降水量
降雪量の計算
図12(上)から29日21時〜24時の観測降水量を読み取り、20mmから差し引きます。
求めた30日0時〜9時の降水量に、雪水比0.7を掛けます。
予想降雪量
= 雪になる時間帯の降水量 × 0.7
計算結果を四捨五入して1cm刻みにすると、
11cm
となります。
◇ なぜ雪水比を掛けるのか
雪水比0.7とは、降水量1mmに対して降雪量0.7cmに相当するという意味です。
| 降水量 | 雪水比 | 降雪量 |
|---|---|---|
| 1mm | 0.7 | 0.7cm |
| 10mm | 0.7 | 7cm |
気温がほぼ0℃で推移するため、乾いた軽い雪よりも湿った重い雪となり、雪水比は比較的小さく設定されています。
この計算で多い3つのミス
- 20mmすべてを雪として計算する
- 29日21時〜24時の観測降水量を足してしまう
- 0.7で割ってしまう
正しい流れは、
↓
残った降水量に0.7を掛ける
です。
■ 問4(5)③ 大雪注意報・大雪警報の判定
模範解答
大雪警報
◇ 計算した降雪量を基準値と比較する
水戸市の基準は次の通りです。
| 情報 | 12時間降雪量の基準 |
|---|---|
| 大雪注意報 | 5cm以上 |
| 大雪警報 | 10cm以上 |
問4(5)②で求めた予想降雪量は11cmです。
↓
警報基準10cm以上
↓
基準を超える
↓
大雪警報
したがって、想定されるのは大雪警報です。
注意報基準も満たすから「注意報」ではない
11cmは注意報基準の5cm以上でもありますが、同時に警報基準の10cm以上にも達しています。
より上位の基準を満たしているため、答えは大雪警報です。
■ 問4 解答確認表
| 設問 | 解答 | 主な判断材料 |
|---|---|---|
| (1)① 逆転層上端 | 2100m・1℃ | 状態曲線と気圧・高度換算 |
| (1)① 最低気温 | 1350m(1300m)・−3℃ | 気温曲線の最も低温側 |
| (1)② | 上端付近はほぼ同じ、850hPa以下は低下 | 29日9時と21時の状態曲線比較 |
| (2) 高度 | 2.4km | 受信強度の強い帯状の層 |
| (2) 粒子 | 0℃層付近で雪片が融解 | ブライトバンドの形成機構 |
| (3) | 0.9kmで東→北東、1.2kmで南→東 | 12時〜15時頃の風向変化 |
| (4) | 0.9 | 降雪量cm÷降水量mm |
| (5)① 前半 | 20mm | 地上降水量予想図 |
| (5)① 後半 | 20mm | 地上降水量予想図 |
| (5)② | 11cm | 降水量から雨の分を引き雪水比0.7を掛ける |
| (5)③ | 大雪警報 | 11cmと警報基準10cmの比較 |
この問題で必ず押さえたいこと
↓
気圧差 × 10m
+
850hPa高度1500m
↓
0℃層付近
↓
雪片が融解
↓
水膜をまとい反射が強くなる
↓
下層へ寒気流入
↓
気温低下
↓
凍雨
↓
降雪量cm ÷ 降水量mm
↓
全予想降水量
−
雪になる前の観測降水量
↓
雪水比を掛ける
>
警報基準10cm
↓
大雪警報
受験生がつまずきやすいポイント
- 最も高い逆転層ではなく下層の逆転層を読んでしまう
- 気圧が低いほど高度が高いことを忘れる
- 850hPaからの高度差を引いてしまう
- 逆転層上端付近と下層の気温変化を分けて書かない
- ブライトバンドを強い降水域そのものだと考える
- 融解中の雪片ではなく雨滴だけと答える
- 風向を矢印の進行方向として逆に読む
- 雪水比の分子と分母を逆にする
- 予想降水量20mmすべてを雪に換算する
- 注意報基準も満たすため注意報と答えてしまう
■ まとめ
- 館野の最も高い逆転層の上端は2100m、気温は1℃である
- その下の最低気温は1350m付近の−3℃である
- 逆転層上端付近の気温はほぼ同じだが、850hPa以下では気温が低下している
- ブライトバンドは高度2.4kmにみられる
- ブライトバンドでは0℃層付近で雪片が融解している
- 0.9kmでは東風から北東風、1.2kmでは南風から東風へ変化した
- 東〜北東風への変化が下層への寒気流入と凍雨に対応する
- 長野の15時〜24時の雪水比は0.9である
- 水戸の12時間最大降水量は前半・後半とも20mmである
- 水戸の予想降雪量の最大値は11cmである
- 11cmは警報基準10cm以上のため、大雪警報が想定される
※ 本記事では、一般財団法人 気象業務支援センターより利用許諾を受けて、気象予報士試験問題を掲載しています。
問題文の著作権は一般財団法人 気象業務支援センターに帰属します。
以上、第54回 気象予報士試験 実技1 問4の解説でした!
独学資格塾では、単なる模範解答だけでなく、 「受験生がどこでつまずくのか?」 を重視して解説しています。
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