【気象予報士試験】10種雲形の覚え方をわかりやすく解説|略号・雲記号・見分け方のコツ
こんにちは!今回は、気象予報士試験で覚えにくい「10種雲形」について解説します。
10種雲形は、巻雲、巻層雲、巻積雲、高層雲、高積雲、乱層雲、層雲、積雲、層積雲、積乱雲の10種類です。
名前だけならまだしも、略号や雲記号まで出てくると「こんなの覚えられるか!」となりがちです。
でも安心してください。10種雲形は、1つ1つ丸暗記するよりも、名前の部品の意味と記号の見た目の法則で覚えたほうがずっと楽になります。
この記事でわかること
- 10種雲形の一覧
- 雲形略号の覚え方
- Cirrus・Alto・Cumulus・Stratus・Nimbusの意味
- 雲記号を見分けるコツ
- 上層雲・中層雲・下層雲の整理
- 試験で間違えやすい雲形のポイント
この講義の結論
10種雲形は
「丸暗記」ではなく
「部品の意味」で覚える
■ 1. 10種雲形とは
10種雲形とは、雲を大きく10種類に分類したものです。
気象予報士試験では、雲の名前だけでなく、略号や雲記号、雲の高度帯との対応が問われることがあります。
| 雲形 | 略号 | 英語名 | ざっくりした特徴 |
|---|---|---|---|
| 巻雲 | Ci | Cirrus | すじ状・羽毛状の上層雲 |
| 巻層雲 | Cs | Cirrostratus | 薄いベール状の上層雲 |
| 巻積雲 | Cc | Cirrocumulus | 小さな粒状の上層雲 |
| 高層雲 | As | Altostratus | 灰色の層状の中層雲 |
| 高積雲 | Ac | Altocumulus | まだら状・群れ状の中層雲 |
| 乱層雲 | Ns | Nimbostratus | 広い範囲に雨や雪を降らせる雲 |
| 層雲 | St | Stratus | 低いところに広がる層状の雲 |
| 積雲 | Cu | Cumulus | もこもこした雲 |
| 層積雲 | Sc | Stratocumulus | 層状にもこもこ広がる雲 |
| 積乱雲 | Cb | Cumulonimbus | 雷雨・突風・ひょうをもたらす発達した雲 |
■ 2. 略号は英語の部品で覚える
雲形略号を「巻雲はCi、巻層雲はCs、巻積雲はCc…」と1つずつ覚えようとすると大変です。
しかし、雲形名は英語の部品でできています。
まずは、次の5つを押さえましょう。
| 英語の部品 | 意味 | 対応するイメージ |
|---|---|---|
| Cirrus / Cirro | 巻 | 上層のすじ状・巻いたような雲 |
| Alto | 高 | 中層の雲 |
| Cumulus / Cumulo | 積 | もこもこした雲 |
| Stratus / Strato | 層 | 横に広がるのっぺりした雲 |
| Nimbus / Nimbo | 乱 | 雨や雪を降らせる雲 |
略号を作る考え方
- Cirrus → Ci
- Cirro + Stratus → Cs
- Cirro + Cumulus → Cc
- Alto + Stratus → As
- Alto + Cumulus → Ac
- Nimbo + Stratus → Ns
- Stratus → St
- Cumulus → Cu
- Strato + Cumulus → Sc
- Cumulo + Nimbus → Cb
丸暗記しないコツ
「巻雲はCi」と覚えるより、Cirrusは巻雲系だからCiと考えるほうが応用が効きます。
■ 3. 上層雲・中層雲・下層雲で整理する
10種雲形は、高度帯で整理すると覚えやすくなります。
| 高度帯 | 雲形 | 略号 |
|---|---|---|
| 上層雲 | 巻雲・巻層雲・巻積雲 | Ci・Cs・Cc |
| 中層雲 | 高層雲・高積雲 | As・Ac |
| 下層雲 | 層雲・層積雲 | St・Sc |
| 降水・鉛直発達に関係 | 乱層雲・積雲・積乱雲 | Ns・Cu・Cb |
巻がつく雲は上層雲
高がつく雲は中層雲
層・積がつく雲は低い雲や発達雲で整理
■ 4. 雲記号は見た目の部品で覚える
次に、雲記号の覚え方です。
雲記号も最初はかなり難しく見えます。
しかし、こちらも丸暗記ではなく、ステッキ・もこもこ・横棒のように見た目の部品で考えると覚えやすくなります。
■ 上層雲 CH
上層雲は、巻雲・巻層雲・巻積雲などに対応します。
■ 中層雲 CM
中層雲は、高層雲・高積雲などに対応します。
■ 下層雲 CL
下層雲は、層雲・層積雲・積雲・積乱雲などに対応します。
■ 5. 雲記号を読むための基本パーツ
雲記号は、細かく覚えようとするとかなり大変です。
試験対策としては、まず次の基本パーツを押さえましょう。
雲記号の基本パーツ
- ステッキのような形 → 巻雲
- もこもこした形 → 積雲
- 横棒のような形 → 層雲
- 二本線・雨を連想する形 → 乱
- 積雲より発達して帽子をかぶったような形 → 積乱雲
■ ステッキ=巻雲
ステッキのような形
↓
巻雲
■ もこもこ=積雲
もこもこした形
↓
積雲
■ 横棒=層雲
横棒のような形
↓
層雲
■ 乱=二本線で覚える
乱層雲や積乱雲のように、「乱」が関係する雲では、降水を連想しやすい記号が出てきます。
乱
↓
二本線で覚える
■ 積乱雲は「発達した積雲」
積乱雲は、積雲が大きく発達した雲です。
雲記号でも、積雲より発達した雰囲気を持つものとして覚えるとわかりやすいです。
積乱雲の覚え方
積雲よりも発達していて、帽子をかぶっているような記号は積乱雲として覚えると判断しやすくなります。
■ 6. 組み合わせで雲形を判断する
雲記号は、基本パーツの組み合わせで判断できるものがあります。
たとえば、層雲の横棒と積雲のもこもこが合わさると、層積雲のイメージになります。
横棒=層雲
+
もこもこ=積雲
↓
層積雲
■ 受験生がつまずくポイント
1. 略号を1つずつ丸暗記しようとする
10種雲形は、英語の部品で考えると覚えやすいです。Cirrus、Alto、Cumulus、Stratus、Nimbusの意味を優先して覚えましょう。
2. 巻積雲と高積雲を混同する
巻がつく雲は上層雲、高がつく雲は中層雲です。CcとAcは見た目が似た印象になりやすいので、高度帯で区別しましょう。
3. 層雲・層積雲・高層雲を混同する
「層」は横に広がる雲のイメージです。高層雲は中層、層雲は下層、層積雲は下層で積雲的な要素も持つ、と整理しましょう。
4. 乱層雲と積乱雲を混同する
乱層雲は広い範囲にしとしと雨や雪を降らせる層状の雲、積乱雲は雷雨や突風を伴う発達した対流雲です。
5. 雲記号を全部完璧に覚えようとして挫折する
まずは、ステッキ=巻雲、もこもこ=積雲、横棒=層雲のような基本パーツから覚えましょう。
■ 確認表
| 雲形 | 略号 | 覚え方 |
|---|---|---|
| 巻雲 | Ci | Cirrus=巻 |
| 巻層雲 | Cs | Cirro + Stratus |
| 巻積雲 | Cc | Cirro + Cumulus |
| 高層雲 | As | Alto + Stratus |
| 高積雲 | Ac | Alto + Cumulus |
| 乱層雲 | Ns | Nimbo + Stratus |
| 層雲 | St | Stratus |
| 積雲 | Cu | Cumulus |
| 層積雲 | Sc | Strato + Cumulus |
| 積乱雲 | Cb | Cumulo + Nimbus |
■ まとめ
- 10種雲形は、名前の部品で覚えると整理しやすい
- Cirrusは巻、Altoは高、Cumulusは積、Stratusは層、Nimbusは乱
- 巻雲・巻層雲・巻積雲は上層雲
- 高層雲・高積雲は中層雲
- 層雲・層積雲は下層雲
- 乱層雲は広範囲の降水、積乱雲は発達した対流雲
- 雲記号は、ステッキ・もこもこ・横棒など見た目のパーツで覚える
この講義で必ず押さえたいこと
10種雲形は
英語の部品で分解する
Cirrus=巻
Alto=高
Cumulus=積
Stratus=層
Nimbus=乱
雲記号は見た目のパーツで覚える
※ 本記事では、一般財団法人 気象業務支援センターより利用許諾を受けて、気象予報士試験に関連する内容を掲載しています。
問題文・図表等の著作権は一般財団法人 気象業務支援センターに帰属します。
以上、気象予報士試験で覚えておきたい10種雲形の略号・雲記号の覚え方でした!
訂正・ご意見などありましたら、ぜひコメントで教えてください!
皆で最高の独学環境を作っていきましょう!
