こんにちは!今回は気象予報士試験 第64回 一般知識 問11を解説します!
解答&解説
解答: ④
- (a) 「日本国内の気象庁の観測点における大気中の二酸化炭素の濃度は2010年代に500 ppmを超え、さらに上昇が続いている。」・・・誤り。 日本国内の代表的な観測所(岩手県・綾里、沖縄県・南鳥島など)で大気中CO₂濃度が月平均400 ppmを超えたのは2012~2013年頃で、2020年代で約420 ppm前後(年平均)です。2010年代に500 ppmには達しておらず、記述は誇張で誤りです。なおCO₂濃度は年々増加傾向にありますが、500 ppm突破は少なくとも2030年代以降の見通しです。
- (b) 「1901年から2024年までの期間に観測された降水量の統計では、日降水量が100 mm以上の日数と日降水量が1 mm未満の日数はいずれも有意に増加している。」・・・正しい。 気象庁の解析によれば、日本全国の大雨日数(1日降水量100 mm以上)は統計的に有意に増加しています。さらに「雨のほとんど降らない日(無降水日数)」も増加していることが確認されています。これは近年の気候で降雨の頻度が両極端化(大雨の日とカラ乾きの日が両方増加)していることを示しています。よって両者とも有意増加しており、記述は事実に合致します。
- (c) 「1908年以降のデータによると、日本近海の全海域を平均した年平均海面水温は、100年あたり2℃以上の割合で上昇している。」・・・誤り。 気象庁の公表値では、1908~2024年の日本周辺海域の平均海面水温上昇率は100年あたり+1.33℃程度です。2℃/100年(+0.02℃/年)という記述は過大で、実際の値よりかなり大きくなっています。よって「2℃以上の割合で上昇」というのは誤りです。なお+1.33℃/100年という上昇幅は、地球全体の海面水温上昇率より大きく、日本の気温上昇率(+1.40℃/100年)に匹敵する速さです。
選択肢の正誤: (a)誤り、(b)正しい、(c)誤り。
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【過去問解説】第64回 一般知識 問11
