こんにちは!今回は気象予報士試験 第58回 一般知識 問11を解説します!

解答:

  • (a) 誤:二酸化炭素(CO₂)の大気中濃度が「化石燃料の燃焼、セメント生産、森林伐採等」で増加しているという部分は正しいですが、CO₂が強い吸収帯を持つ波長帯は赤外放射の領域です。太陽放射のスペクトル極大付近(可視光付近)ではありません。実際、CO₂は可視光に対する吸収は弱く、主に波長15μm付近の赤外域で強い吸収を示します。従って「太陽放射の極大付近の波長に強い吸収帯を持つ」という記述は誤りです。
  • (b) 誤:メタン(CH₄)の発生源について「湿地や水田、家畜の腸内発酵、天然ガス採掘などによる」という部分は正しいですが、温室効果の強さは同じ分子数あたりで比較するとメタンの方が二酸化炭素より はるかに大きい です。メタン1分子当たりの温暖化効果はCO₂の25〜28倍程度にもなります(IPCCやWMOの報告値で約27倍前後)。したがって「メタンの温室効果はCO₂より小さい」という記述は誤りです(逆に大きいのが事実)。
  • (c) 正:一酸化二窒素(N₂O)の主な発生源は自然起源(海洋や土壌からの放出)と人為起源(窒素肥料の使用に伴う放出や工業活動による副次的排出)です。問題文(c)はそれらを述べており適切なので正しいです。
  • (d) 正:フロン類(ハロカーボン類)は1分子あたりの地球温暖化係数(GWP)が二酸化炭素に比べて桁違いに大きく、種類にもよりますがCO₂の数十倍から数千〜一万倍を超えるものもあります。したがって「同じ分子数で比べるとCO₂より温室効果が大きく、わずかな増加でも地球温暖化への影響が大きい」という記述(d)はその通りで正しいです。

以上です!独自解説とAIを組み合わせ解答・解説を作成しています。訂正・ご意見あればコメントやご連絡いただけると幸いです。皆で最高の独学環境を作り上げていきましょう!

【過去問解説】第58回 一般知識 問11

どくりん


よろしくお願いします


投稿ナビゲーション


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です