こんにちは!今回は気象予報士試験 第64回 一般知識 問5を解説します!
解答&解説
解答: ③
- (a) 「大気上端に入射する太陽放射エネルギーには、可視光線域の放射エネルギーと赤外線域の放射エネルギーが同程度含まれている。」・・・正しい。 太陽放射スペクトルでは可視光と近赤外線がそれぞれ全エネルギーのおよそ45~50%ずつを占め、両者はほぼ同程度のエネルギー量となっています。実際、可視域が約46.6%、赤外域も約46.6%という観測値が知られており、記述通りです。
- (b) 「6月に大気上端の水平面1平方メートルが受ける1日あたりの太陽放射エネルギーは、赤道上の地点の方が北極点よりも多い。」・・・誤り。 夏至付近の北極圏では白夜によって24時間日射があります。一方、赤道は昼夜各12時間ですが太陽高度はそれほど極端に高くないため、1日積算の日射量は北極点の方が赤道より大きくなります。したがって記述は誤りです。
- (c) 「地球全体に入射する1日あたりの太陽放射エネルギーは、地球と太陽の距離が近い7月の方が、この距離が遠い1月よりも多い。」・・・誤り。 地球は1月初めに太陽に最も近づく(近日点)楕円軌道を回っており、7月初めは最も遠ざかります。従って7月よりも1月の方が地球全体が受け取る日射エネルギーは多くなります。記述は正反対で誤りです。
- (d) 「春分の日の太陽の南中時に大気上端の水平面1平方メートルに入射する太陽放射エネルギーは、北緯30°の地点では北緯60°の地点の約1.4倍となっている。」・・・誤り。 春分日時点では北緯30°で正午の太陽高度が60°(sin 60°≒0.87)、北緯60°では太陽高度30°(sin 30°=0.5)です。太陽からの照射強度は太陽高度の正弦に比例するため、北緯30°では北緯60°の約1.74倍(0.87/0.5)のエネルギーが入射します。提示の「約1.4倍」は過小な値であり誤りです。
選択肢の正誤: (a)正しい、(b)誤り、(c)誤り、(d)誤り。よって正解は③のみ正しい組合せです。
以上です!独自解説とAIを組み合わせ解答・解説を作成しています。訂正・ご意見あればコメントやご連絡いただけると幸いです。皆で最高の独学環境を作り上げていきましょう!
【過去問解説】第64回 一般知識 問5
