【過去問解説】第62回 実技1 問3

2025年11月27日

こんにちは!今回は気象予報士試験 第62回 実技1 問3を解説します!

◇模範解答

時刻: 2時30分、降水量: 81.5ミリ、予報用語: 猛烈な雨

◇解説

与えられた降水強度の棒グラフ(図9)から、1時間降水量の最大値とその時刻、および対応する予報用語を答える問題です。棒グラフは10分降水量を示しており、赤枠で示された6本分がある1時間の降水量に相当します。枠内でもっとも降水量が多かったのは2:30(午前2時30分)までの1時間で合計81.5mmでした。この81.5mmという値は気象庁の降水強度の分類では「80mm以上」に該当し、予報用語では「猛烈な雨」と表現されます。したがって、時刻は「2時30分」、降水量「81.5ミリ」、予報用語「猛烈な雨」がそれぞれ正答となります。降水強度の予報用語(激しい雨・非常に激しい雨・猛烈な雨 等)は暗記が必要ですが、出題頻度が高いため必ず覚えておきましょう。猛烈な雨とは「滝のように降る」と表現されるレベルで、視界が悪くなり危険な豪雨を指します。

◇模範解答

◇解説

図10に示された地上気温場から12℃の等温線を描く作図問題です。図中にはすでに2℃間隔で10℃と14℃の等温線が実線で描かれているため、その間を補間する形で12℃の等温線を一本描き入れます。解答のポイントは、与えられた観測値を正確に反映し、滑らかな線を引くことです。具体的には、まず図中の10℃線と14℃線の間に位置する各地点の気温に注目します。12.0℃とちょうど書かれた地点(観測値)があれば必ずその点を通過させます。あとは10℃線と14℃線の間で、気温が12℃より高い地点には赤マーク(14℃側)、12℃未満の地点には青マーク(10℃側)を付け、両者の中間を通る線を滑らかに描きます。今回の場合、解答となる12℃線は閉じておらず枠の端まで達する1本の線になる(問題文のヒントより)ため、比較的描きやすかったでしょう。ただし油断は禁物で、例えば解析値12.0℃の地点を線が通らなかった場合は減点対象になります。試験本番では色ペンや下書きを活用して、確実に該当の等温線を描けるよう工夫すると良いでしょう。


◇模範解答

気温場: エコー域(北東-南西に帯状に伸びる降水エコー)の北西側は南東側に比べて気温が低く、エコー域付近では温度傾度が大きい
風場: エコー域の南東側では南〜東南東の風、北西側では北北西の風または相対的に弱い風となっており、エコー域付近で風が収束している

◇解説

ここでは図11および図12に示された降水エコー域周辺の気温場と風場を読み取り、その特徴を答えます。問題のエコー域は「北東から南西方向に帯状にのびる強い降水域」と説明されています。まず気温場について、図12(右側の気温分布)を見ると、エコー域周辺で等温線の混み合い(密度の高い部分)が確認できます。具体的には、エコーの北西側では周囲より気温が低く、南東側は相対的に高いことがわかります。その結果、エコー帯の北西側と南東側の間で大きな温度差が生じ、エコー域付近で温度傾度(温度の水平変化の度合い)が大きくなっている状態です。解答例では「北西側は南東側に比べて気温が低く、エコー域付近で温度傾度が大きくなっている」とまとめています。これは、暖湿流入側(南東側)と冷気側(北西側)のコントラストが強いことを意味し、前線や収束線付近によく見られる現象です。

次に風場の特徴です。図11(下)(850hPa風や地上風などの分布図)と図12(右)(地上気温図)を照らし合わせて、エコー域周辺の風向・風速を確認します。エコー域を挟んで南東側では主に南または東南東の風が吹き、北西側では北北西の風あるいは風が弱まる傾向が見られます。南東側の風の方が相対的に強く、北西側ではそれに比べて弱い(または無風に近い)ことが特徴です。これによってエコー帯の両側から風が吹き込む形となり、エコー域付近で風の収束(コンバージェンス)が起きていることが分かります。解答では「南東側は南又は東南東の風、北西側は北北西の風又は相対的に弱い風で、エコー域付近で風が収束している」と表現されています。ここで「南東側」「北西側」という方位の使い方は、問題文のエコー帯の記述(北東-南西方向)に合わせたものです。風向・風速の文章表現は少々難しいですが、「片側は南寄りの強い風、反対側は北寄りの弱い風、中心付近で収束」というポイントを押さえていれば部分点も期待できます。


以上です!独自解説とAIを組み合わせ解答・解説を作成しています。訂正・ご意見あればコメントやご連絡いただけると幸いです。皆で最高の独学環境を作り上げていきましょう!

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